マラティア絨毯
「子羊のファーストウールを素材とした希少な絨毯」
トルコ絨毯発祥の地といわれるアナトリア地域にある町・マラティアで織られている絨毯。
大昔にこのアナトリア地域に住む遊牧民が迫害から逃れ、遠くイラン・ザークロス山脈麓に移り住んだといわれています。
今日、その遊牧民はギャッベという名の絨毯をつくる民族で知られています。この二つの絨毯は共通するデザインが多いことから、マラティア絨毯はそのギャッベのデザインの原型といわれています。
また、このマラティアという町は質の高い絨毯を織る地域として知られています。
私たちが長年提携している工房は、『子羊のファーストウール』にこだわった上質な絨毯を織っています。
現地に住むパートナーと共に見つけたこの工房の絨毯はしっとりと柔らかく心地の良い肌触りで、希少性が高いことが特徴です。
12年ほど前からこのパートナーと工房と共にオリジナルデザインの絨毯を制作したり、民族的なモチーフを用いた素朴なデザインの絨毯を買い付けています。
雰囲気がよく似た、絵本の1ページのような可愛らしいデザインの2枚の絨毯。左がマラティア絨毯で右がギャッベ。
大昔、トルコのマラティア地方からイランのザクロス山脈に多くの人々が移動したことによりギャッベの原型が伝わったとの説がある。
三方舎が契約してる工房は、その工房にいる子羊のファーストウール(生まれて初めて刈る毛)を使用している。
この毛は、他の絨毯には類を見ない心地よい手触りを感じさせる。
※写真はイメージ
赤と緑の可愛らしいツートーンの背景がどこかおとぎの国を思わせる。マラティア絨毯は、背景がシンプルなものが多くお部屋のインテリアのワンポイントとしても使いやすい。
フィールド部分を織って余った糸からフリンジを仕上げる。絨毯の可愛らしさをより引き立てる。
三方舎が契約している工房の織子さんたち。背景から、工房が標高の高い地域にあることが読み取れ、過酷な環境でも笑顔で過ごす彼女たちの強さが感じ取れる。